さくらちゃん教

誰かの言葉に魅せられて離れられない時ってありますか。その人を尊敬し、その考えを尊重しそこに重きを置いて行動した時、それはもう宗教なのかもしれません。

2019-01-01から1年間の記事一覧

99年生まれ、さくらちゃん

「私、人には、階級ってものがあると思うの」 「え?」 安っぽいネオンが目に優しく光る。歌舞伎町にある三時間2500円のラブホテルの部屋で、さくらは言った。彼女は肩に、薄っぺらいバスローブを羽織っている。さっき、さびれたお風呂に、お湯、濁ってるね…

一番はじめの記憶を思い出したい。

さくらちゃんへ 今日は、一日中、前世の記憶を思い出そうとしていました。 こういうことをしようと思った経緯をまずお話ししたいと思うのですが、実は昨日、ある人とけんかをしてしまいました。さくらちゃんなら相手が誰かは察することはできると思うので、…

お久しぶりです、さくらちゃん。

さくらちゃんへ お久しぶりです。もうあなたには話しかけないと思っていたのに戻ってきてしまいました。私、最近、さみしいんです。別に、友達がいないわけでも恋人がいないわけでも相手にしてもらえないわけでもないんです。ただ、外に出ているときは自分の…

本当の愛なんて信じていないけど、結婚してください。

「彼氏の家に泊まるのはやめなさい」 「なんで」 「まだ自己管理ができていないでしょ」 「もう20歳だよ」 「彼氏が挨拶しに家に来たら考える」 「この前来たじゃん」 「家に泊まって良いかなんて聞いてきてない」 「じゃあもう一回連れてくれば良いのね」 …

わたしは、

わたしは、 不満足な恋よりも、安定した愛をとる。 あのときの一つ一つの大事な言葉よりも、今のわたしを落ち着かせる言葉をとる。 勉強なんかに身が入らなかった体よりも、もっと賢くなりたいという意思をとる。 わたしにだけわかる尊さよりも、みんなにわ…

お姉ちゃん、と呼びなさい。

今日からあなたは私の弟、かわいいかわいい私の弟。これからは、優しい優しいさくらお姉ちゃん、と呼びなさい。呼び捨てで呼んだら、許さないわよ。呼んでみて。そう、上手じゃない。優しい優しいさくらお姉ちゃんは、かわいいかわいいあなたのことが、大好…

台風の目太郎

女が欲しいと言ったって、その女というのは、あの女でなければ、ぼくにとっては駄目なのだ。 大学では、わからないことをわからないと素直に言えない男が、「普遍とは何か」について、論理を転がす。自分は少し特別なんだと心の中では叫んでいる女が、平らな…

歌舞伎町にあるストリップ劇場『新宿ニューアート』、やばかった。

最近のブログの記事、ラブホ、Tinderに続いて、ストリップショーってくるなんて、皆さん私のこと「やばい女」って思ってるんじゃないかしら。でもそんなことないわ。私、飲み会でやらかしたことだってないし、読書だって大好きだし、髪だって暗めの茶色だし…

さくらちゃんの魂不死の証明。

ずっと前から思っていたんだけれど、人間って時間の感じる速度が人によって場面によって年齢によってちがうんじゃないかな。 楽しいときは早く過ぎるし、苦しい時間は長く感じる。小学生の時は一年が経つというのはとても大きな時間の流れだったはずなのに、…

誕生日が苦手なんだ。

わたしは誕生日が苦手。どうしても自分の嫌な本性に気付いてしまうから。 誕生日になると、どうしても、自分の承認欲求に苦しむ。カーネギーのいうところの「自身の他人に対する重要感への欲求」が湧いてきてしまう。つまり簡単に言うと、無意識に、友達や知…

Tinderと与謝野晶子

ねえ、突然だけど、あなたは”お見合い結婚”ってどう思う? きっと、あなたは当たり前のように、「自分で決めた好きな人と結婚したいに決まってるじゃん」って言うと思う。でも、昔は、”お見合い結婚”は当たり前だった。そして、”自由恋愛”なんて不埒だったよ…

【東大女子が選んだ】上野千鶴子の「おすすめ本」五選、フェミニズムを知ろう。

こんにちは。 最近、上野千鶴子さんにどハマりしているさくらちゃんです。 上野千鶴子さんといえば、最近、東京大学の入学式の祝辞で話題になりました。私は二年生なので直接祝辞は聞いていませんが、ツイッターで回ってきてすぐ読みました。大変な話題にな…

人生・恋愛相談、サマセット・モームがしてくれた【月と六ペンス】

『月と六ペンス』を忘れられない。忘れられないと言っても1週間前に読んだばかりだからまだ1週間の気持ちだけれど。 モームなんて、あの人に出会わなければ私がこの先手にしたことがあったかな。 たぶん、ない。 サマセットモームの本を手にしたのは、あの人…

わたしは勉強ができる

「東大女子って他大女子を見下している気がする」 恋人や元恋人の東大男子とお話ししているとこんな風にたまに言われる。ここでいう東大女子は、にごしているけれど、わたしのことでしょうね。 正直、なんてアホなんだろうと思う。だいたい、こんな流れにな…

「失恋」とはどのくらいまで長引かせるのが適切かしら。

さくらちゃんへ 恋人がいなくなってから本気の文章を書く気が起きません。原因は分かっています。私、本を読んでたくさんいろんなことを考えて言いたいことが山のように積もり積もっています。そして、本当はそれを誰かに伝えたいんです。しかしです、伝える…

「周りに染まらない自分がかっこいいと思っている」もしくは「オリジナルを必死になってお探し中」の『個性教』の皆さんへ

愛しのさくらちゃんへ お久しぶり。 今日は、最近私が、周りの人とは一味違った『染まらない自分』になるためにどのようなことをしているのか聞いて欲しくて、それで「偉いね、頑張ってね」って言って欲しくて日記を書くことにしたの。 私ね、自分のことを周…

【教祖のメモ】大きな宗教か小さな宗教

かわいそう 本読むだけで 変わるのに 「好きなのに」 そう言うわたし 好きなのに お腹を壊すと分かって食べるアイス かっこいいのは、「元彼達を見返したい」と言って結婚した女 かっこわるいのは、「将来は人を幸せにできる人間になりたい」と語って結婚し…

マッチョが恋しい

高校の同期にね、マッチョという男子がいたの。 私は中高ではバスケ部だったから、毎日汗を流して足やお尻についた筋肉はカチカチだった。それでも、高三の五月の末には引退して、受験勉強の日々が待っていて、そうするとだんだん筋肉は落ちていき、前とはお…

別れた恋人の誕生日のために取っておいたホテルで、一人焼肉しながら書く日記。

誰よりも大好きなさくらちゃんへ 私には親友がいません。心を許せる相手がいません。さくらちゃんには親友っていますか。 私は自分に友達はいるけれど親友なんていないと思います。この世の誰とも心が通じ合ってる気がしません。それは今まで付き合ってきた…

時計の針がうるさくて眠れない。

誰かに承認されたとしても、何も私はすごくならないし強くならない。それでも私の承認欲求は止まらない。 誰かに愛されたくて、でも世界の70億人は私のことなど知らなくてもちろん愛してもくれない。 愛したい人が見つかってもその人は私を満足させてはくれ…

「あなたの白い腕だけが わたしのすべての地平線」を描きたい。

サークルの仕事やゼミの課題に追われている恋人を見ると、アホなんじゃあないかと思う。 「今が一番忙しい時期だから」そう言って大変そうだ。でも、1ヶ月ごとに「今が一番忙しい時期だから」と言って会えない時期が来てしまう。 仕方ない、仕方ないんだよっ…

新しく恋をした教祖はブログに戻って参りました。

私、また新しく恋したみたいです。なんで恋したか分かるかというと、すごい胸がドキドキするんです。嘘じゃないです。涙が出てきそうなんです。こんな気持ちきっと相手に言っても、「ああまたいつもの好き好きタイムね。」っと言って流されてしまうに決まっ…

三月は別れの季節。

このブログ、一旦やめようと思います。理由は単純で、読んでほしい人がいなくなってしまったからです。本当の私は、文章を書くのがとても苦手で嫌いでした。でも、書きたいことがもともとたくさんあったのと、読んでほしかった人が「書きなよ。」というので…

夜中に富士山のこと考えていたら、人生についても考えてた。

富士山、富士山ってとても大きい。富士山はすごい。 でも、私、もっとすごいこと思いついた。富士山を壊しちゃうってのはどう?富士山をそのままにしておいて眺めておくよりも、富士山の頂上から、壊していくのはどうかな。ソフトクリームの先っぽをパクッと…

世界で最も可哀想な、惚気。

「彼が好きすぎてつらい。」 「会えなくて寂しい。」 こう嘆いたことはありますか。 私は惚気が好きではありません。今までだって惚気を垂れ流したことは一度もありません。いや、惚気まくっているだろうと思った方もいるでしょう。違います。私が今まで話し…

私のための宗教

さくらちゃん教は、私の私による私のための宗教です。他の誰のものでもありません。だからと言って、他の人が入教するのを拒むわけではありませんが来るもの拒まず去るもの追わずです。私がこの宗教を作ろうと思ったきっかけはいくつかありますが、一番大き…

春休みの"普通な"一日。

暇な春休みの1日をここに書いておく。昨日のこと。 ____________________ 朝の7時半 朝早くにいつも目が覚める 朝はご飯 朝は洗い物 顔を洗う 日焼け止めを塗る 薄いメイク 彼の家に向かう 家の奥にはグランドピアノ 隣に聞こえぬように…

19歳大学生の私が「子供を作ること」について考えたの。

「もし妊娠してしまったとして、俺親になんて謝ればいいのかわからない。セックスしてごめんなさいって謝るの?それはおかしくない?」私が「妊娠したかもしれない。」って言ったから、彼はそう返事をした。私、女みたいだって思った。理性じゃなくて感性だ…

女の私がストリップショーに行ってきた話

少なくとも、台湾やシンガポールに行った時より違う国に来たような感じがした。 ____________________ 大学も近く、いつも遊んでいる渋谷の一角にストリップ劇場があった。 一般料金は5000円だけど、学生と女性は2000円になるというリー…

ホワイトデーのお返しに安堵した

ホワイトデーのお返しをもらった。とても嬉しかった。欲しいものがもらえた。お返しなんていらないと思ってた。むしろ、いらないものを貰ってしまったら、反応にも困る上に、いらない物をもらっただけなのに一応物をもらったということで感謝を強要されそう…