さくらちゃん教

誰かの言葉に魅せられて離れられない時ってありますか。その人を尊敬し、その考えを尊重しそこに重きを置いて行動した時、それはもう宗教なのかもしれません。

歌舞伎町にあるストリップ劇場『新宿ニューアート』、やばかった。

最近のブログの記事、ラブホ、Tinderに続いて、ストリップショーってくるなんて、皆さん私のこと「やばい女」って思ってるんじゃないかしら。でもそんなことないわ。私、飲み会でやらかしたことだってないし、読書だって大好きだし、髪だって暗めの茶色だし、バイトは家庭教師だし、今月の半分くらいはずっと稲刈りしてるし、英語が苦手だから夏休みは英語精読の本で勉強してるし、家族のことも大好きだし、とてもとても真面目。

毎日、勉強やサークル、真面目にしているからこそ、たまに出会える刺激的なものがたまらなく好き。


先日、ストリップショーに行ってきたの。今回で3回目。今までの2回は渋谷道玄坂にある『道頓堀劇場』に行っていたけど、今回は新宿歌舞伎町にある『新宿ニューアート』ってところに恋人連れて行ってきたわ。

値段は深夜価格で1人3000円でした。


20:30、劇場に入ったら、ちょうど1人目が始まるところ。大音量で鳴る音楽の中、ステージだけが白く光ってた。


1人目はけっこう正統派だった。けっこう美人、綺麗な体。衣装も完全に脱がなかったし、開脚する回数も少なかったからビジュアルで勝負してるなって感じ。隣に座る、ストリップを初めて観る彼にとっては、ちょうどいいスタート。


2人目は、貧乳アイドル。顔も体もとてもロリで、ダンスもキレッキレ。4曲乃木坂メドレーだったので、乃木オタの恋人もすごく喜んでた。

「最後の曲の印象が良かったな。シンクロニシティは衣装が揺れる繊細な感じが重要で、ダンスが上手だからそれがうまく表現できてた!」だそうです。


彼女とは1000円でサイン付きスリーショットを撮ってもらった。

「きゃーーー!!2人はカップル???」

「はい、そうです」

「うわあ、私と写真撮るとカップルは幸せになれるんだよ!」

「えー、ほんとですか?」

「うん、ほんとだよ、撮ろーー!」

カシャッ

「2人の名前は?」

「〇〇です」

「△△です」

「おっけー、〇〇ちゃんね、△△くんって良い名前だね!なんて呼んでるの?」

..........

みたいなやりとりをして撮ってもらった写真はとても素敵。手書きのメッセージとうさぎが可愛い。彼もすごく気に入ってた。


そしてお次は、必ず毎回1人は登場する大人の女。今回は「日本版マリリンモンロー」が登場したわ。網タイツに骸骨の人形、痛そうな鞭、赤いろうそくに火をつけてお客さんに垂らして遊んでいたり、うまい棒を大きな鉄砲に入れて飛ばしたり、まさに彼女のWORLD。大人の女には敵わないわ。いつも楽しみだもの、女王様とか、アメリカンビッチみたいなのとか。

 

4人目は、今回1番びっくり仰天してしまった。なんと、プロジェクションマッピングを使った時代劇パフォーマンス。誇張じゃなく、これはストリップですか??って感じがしてしまった。でも、日本刀をふりかざしながら激しいパフォーマンスをする彼女が最後に脱ぐ、っていうのが楽しみなのがやはりストリップ。


一つ言っておくと、ストリッパーの子ってただ脱げば良いわけじゃなくて、ダンス、世界観、曲線美、体幹と体の柔らかさがないとできないポーズとかが不可欠な、本当にプロのショーマン。

恋人も「これで3000円はとてもお得だって思えてきた......!」と一言。そう、お得なのよ。


5人目は、グラドルか!って思うほどのスタイルの持ち主。ダンスは少し新人っぽかったけど、女の子なら誰でも憧れるスタイル。私も、もしもあんなに細くて長い手足と白くて大きなおっぱいを持っていたならば、ストリップショーに出て、男たちに見せつけてやりたいと、きっと思う。

隣で「あれは、すごすぎるね、足がすごく長いし。ああ、すごい、好き」と言っていて、少し悲しかったけど仕方ない、私が連れてきたんだもの。


あと、どうでも良いけど、新人の曲にセカオワ使われがちだと思うのはわたしだけ?

 

6人目はメルヘンハート系。ハートのぬいぐるみをお客さんに渡して一緒に振りながらダンス。となりのトトロに出てくる葉っぱの傘を持って、ストーリー性のあるメルヘンな踊りをしていて癒し系なのかな。1人女性ファンが付いていて珍しかった。

 

はあ、ストリップにハマってこんなに語ってしまったわ。

つまり、なにがストリップの良いとこかっていうと、

①いつもと違う夜の遊び、背徳感

②ショーとしてもコスパが良い

③女性性と引き換えにお金や精神的安定を手に入れている女の子にわたしは憧れている

 

①②は説明しなくてもそのままなのだけど、わたしの場合③が重要。

今の時代、女の子って、男とも女も関係なく皆が同じ土俵にたって評価されたいという気持ちと、やっぱり女として扱われたいっていう気持ちがごちゃごちゃになって共存してる。勉強とか仕事の能力とかはもちろん、男だからとか女だからとか関係のない対等な土俵で評価されたい。それでも、女なのに数学ができるのすごい!と言われるのも嬉しい気持ちがあるのは否定できない。男の人に女の子として優しく扱われると、まさに「女としての自分が満たされる」という感覚も得る。そのかわりに、自分が男にモテないこととか相手にされないこととか、周りの女の子たちと比べて可愛くないことも、大きなコンプレックスになる。

だから、女性性を男たちに見せつけてお金とか自尊心とか様々なものを手に入れている人を見るととても羨ましい。思いっきり女性性を売ることのできる綺麗な娼婦とかストリッパーの女の子とか人気av女優とかに少し憧れる。わたしには他にも憧れるものがあるからそれを捨ててまでなりたいという気持ちもないし、容姿にたけているわけでもないから、そちらに振り切ることはどうしてもできる気がしないけれど、すごく興味がある。

もっとこういう世界を見たいとも感じる。

 

「行く前は高尚な趣味だと思っていて、行った後に下品な趣味だと気付くのが裁判傍聴、その逆がストリップ」とよく言うけれど、

私とストリップショーに行って「全然エロじゃない!すごく綺麗で面白くて、脱ぎがなくても面白いじゃん!」みたいな高尚な部分なところしか見えない人とか、

私とラブホに行って、「キラキラしてて可愛くて素敵で、楽しい!女子会したい!」みたいないかにもラブホはセックスしなくてもいい場所だというふうに勘違いする鈍感な人がたまにいる。

全然、ストリップに隠されたエロさとか、ラブホがセックスする場所だから魅力的だなんてことに気がつかないの。そういう人は、その場では、素敵〜とか言いながら結局ハマらないから面白くないのよね。

 

それに比べて、けっこう恋人の反応は良かったし「次は、渋谷の行きたい〜!」と言ってたのでまた行くわ。それとも、もうわたし、18人分のストリップ観て、基本的なポーズとか覚えたから家でプチストリップショーでもやろうかしら。

 

冗談よ。